私的音楽

先ほどTSUTAYAにCD返してきました。今日借りたのは弐寺ハピスカとREDのサントラCDです。いや、なかなか良かったね。
と、その中に少し気になるナンバーが入ってる事に気づく。ジャンルは〔DIRGE〕、曲名はピアノ協奏曲第1番“蠍火”。
これは弐寺で最高難易度を誇る最強曲と聞いたことがある。しかも昔に誰かが作ったのを再編集してのせてるらしい。
そんな、題名からクラシックな雰囲気が漂う曲に自分はとても惹かれた。曲の解説は自分では如何とも言い難いのでライナーノーツから引用させてもらう。
『88鍵ピアノフォルテの最高音と最低音を打鍵することにより幕を開けるピアノ協奏曲第1番「蠍火」はVirkato Wakhmaninov(1873〜1974)が残した二曲だか三曲だかのピアノ協奏曲の中でも、その標題から見受けられるように「ほんとうのさいわいとはなんだらうね」などというやっかいな命題に感化されていた時期の作であり、他の協奏曲に比べ楽曲的には陰鬱で演奏法的には陰険なそうようを全面に呈している。休日の憩いとして作った他のリコーダー協奏曲やテルミン協奏曲とは明らかに趣が違い、ピアノという楽器の特性を最大限に生かすことを前提としているため、プレストを維持したまま右手16分左手8分3連が混在しつつオクターブを跳ね回るなど尋常ならざる演奏技術が随所に要求され、Virkato本人も「私がこの楽曲をまともに演奏するには地位も職もなげうって山籠もる必要があるだろう」と無責任に語ったという。ひでえ』
らしいです。本当にその通り、これはピアノを尋常じゃないほど練習やらなきゃできんだろうと思う。センスが無ければ一生かかってやってもきっと無理だろう。初心者にそこまで思わせるほどに圧倒的でかつ、悲しい感じの曲だった。
個人的に超ドンピシャリな曲だった。借りて正解だったよ。