映画レビュー

昨日sukatappa氏と映画マイヤミ・バイスを見てきました。
まず評価で言うと★★★☆☆です。
この映画はもう純血たるアメリカの刑事モノです。組織関係やそこで主人公と組織の女性との禁断の恋。そしてそれを快く思わない組織の一員が私情を挟み二人を邪魔する。などしっかり基本と王道を押さえつつもそこからの発展設定が緻密で、なかなか楽しかったです。ですが一番特筆すべきはガンアクションシーン。
これでもかと言わんばかりの銃声に火薬の量。出てくる銃器も多種多用で、自分もそこに居るかのように錯覚させるような美しいカメラワークでした。ブツの引き渡しの時、FBIを狙撃しメッタ打ちしたシーンなど出来がなかなかに良かったですが、自分がオススメは終盤にイエロがソニーに左胸を散弾銃で打たれるトコですね。ほんの2〜3秒のシーンですが、弾の炸裂、甲板への血の飛び散り方、銃声音、エグラれぼっかり空いた傷跡など、余りのリアルさに息を飲みました。
そこまで出来が良い映画なんですが最後のシメと中盤のダラダラとした女との接点を持つシーンなどはイマイチでしたね。
特に最後。ホントにシマりがなく、微妙とも中途半端ともつかないあの終りかたは少しイラッと来ました。よって判定★★★☆☆です。
1500円は妥当な価値ではあります。変な邦画やミッション系で冒険するよりはこちらをオススメします。